こんばんは、今日は昨日の続きですね。昨日はアルカリ性洗剤、中性洗剤、酸性洗剤を紹介しました。今日は塩素、酸素、溶剤についてです。

まずは、塩素系漂白剤です。これは皆さん知っているカビキラーとかです。次亜塩素酸ナトリウムを示しています。特徴としては鼻を臭いを持ち

プールなどで嗅ぐ臭いはほとんど塩素によるものです。

酸素系と比べて漂白効果が強く、衣類などに使うと柄物ならたちまち色落ちしてしまいます。

特に酸性洗剤と混ぜると有毒なガスが発生するため、絶対に混ぜてはいけません。

殺菌・消毒・消臭効果があり、カビ汚れに対しては必須アイテムとなります。

含まれている商品は市販の物であればカビキラー、キッチンブリーチ、キッチンハイターなどですね。

次に酸素系漂白剤です。

酸素系は塩素系と違い、主に2種類の漂白剤があります。

それは過炭酸ナトリウムと過酸化水素の2つ。

過炭酸ナトリウムはアルカリ性の性質を持ち、炭酸ナトリウムと過酸化水素が配合された物。

主に衣類などの繊維製品の漂白に用いる物で、塩素と同じように除菌・消臭効果があります。

カビにも効果がありますが塩素ほどではありません。

その代わり鼻を付くような臭いはなく、環境への負荷も少ないという安全性を持ちます。なぜなら水に溶けると炭酸ナトリウムとなるからです。

形状は粉末で置いてあることが多く、近所のドラッグストアなどにも必ずあると思います。

次は過酸化水素です。

過炭酸ナトリウムの成分の一種である過酸化水素ですが、ここでいうのは35%ほど配合されたもの。

医薬外劇物に指定されており、購入する際は書類が必要となります(氏名、住所、職業、使用用途を記入して押印するだけの簡単なもの)

主に次の役割を持ちます。

  • ビニールクロス(壁紙)の洗浄。
  • 白木などの無垢材の灰汁洗い用。
  • 大理石などのシミ汚れの除去。

過炭酸ナトリウムとは逆に性質は酸性を示しておりますが、使用する際は助剤となるアルカリ剤と混ぜて使います。

使用後は水と酸素に分離するため残留洗剤などの心配はほとんどありません。不安な場合は専用の中和剤で中和洗浄すると良いでしょう。

ハウスクリーニング業者が使用するのは主に過酸化水素の方だと思います。

最後に溶剤です。これはシンナーとかです。

シール剥がしやガムを取るときなどに使います。

ただ気をつけなければいけないことが2点あります。

  • プラスチックなどの素材に使うと素材そのものを溶かしてしまうことがある。
  • 塗装を剥がしてしまうので塗装面には使用する際は注意が必要。

とまぁ洗剤にもいろいろあるので少しずつ覚えていき作業しましょう。